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映画『あの娘、早くババアになればいいのに』

映画『あの娘、早くババアになればいいのに』



http://www.anoko-bba.com/
テアトル新宿で、2014年6月7日(土)~20日まで21時20分限定で公開。

あらすじ…
ある日、アイドルオタクの主人公は、知り合いから突然赤ん坊を押し付けられます。
「お前の子供だ。こいつならアイドルでもなれるよ。」と。
全く身に覚えもない(童貞)主人公でしたが、結局自らが育てることに。
それから17年後、主人公と娘は、書店を経営しながら、2人自宅でひたすらアイドルを目指し特訓を積む日々を過ごしていました。
17歳の年齢からもオーディション受験を希望する娘に対しまだ早いと反対する主人公…
といった対立はあるものの基本的に仲良く暮らしていた2人の前に、アルバイト希望の美女、娘の同級生男子が現れ…


………
アイドルオタクでもなく特に好きなアイドルもいないのですが、公開初日に観てまいりました。
本来こういうタイトルは奇をてらっているように感じられパスすることが多いのですが、
何故か今回はやけに気に入ってしまい、↑の予告動画も中々よさそうだったので。

その結果…

いやぁ、観に行ってよかったです。
基本的にコメディなのですが、アイドルオタクでもない自分がこうにも考えさせられる内容だとは。
根本的には違うタイプであるはずの主人公と自分が随分と重なるところがあったりして…そういう所も大きかったです。


主人公は「アイドルは性欲の対象ではない」「娘と同じである」という信条を持っています。
そして今その主人公がアイドルとして育て上げようとし、しかも自らもその大ファンである対象は、実際に義理とはいえ娘なのです。
つまり主人公と娘の間には2重の意味で愛情があり、かつ、恋愛・性欲的に2重の意味で壁があるのですよ。

また、主人公は「アイドルは恋愛禁止」それは「アイドルは全員の太陽だから」と主張します。
でも、これはやっぱり自分が独占できないという現実が前提の発想だと思うのですよ。
それに対し主人公は娘をアイドルとして(日々の訓練などを通し)実際に独占出来ちゃっているわけで…
普通の親子関係やアイドルのファン心理から来る独占欲とはまた異なる事情がある筈。

そんな極めて特殊な関係を持つ彼らの前に、それぞれを恋愛 = 性の対象とみる相手が現れ…というのが作品の肝なのです。
その肝に対する一つの答えともなるのが作品タイトル『あの娘、早くババァになればいいのに』なわけで…。
もう面白くない訳ないでしょう!



で、先述した「重なる」部分についてなんですが…
実は私は好きなアイドルはいないものの、アイドル的に接していた知人がいたのです。
ただその子に関しては「この子は自分の孫のようなものである。」「性的なものを全く感じない」と本気で心から思っていました。
(しかも、それを映画鑑賞前日の飲み会で連呼する馬鹿っぷりを発揮したので、この映画は本当にタイムリーでしたw)
またそれに加え、実家では歳の離れたいとこたちと暮らしていたので、生まれ育つ子供に対する感情というのも理解できるのです。
だから本当に冒頭で示された主人公のアイドル観に対し、驚き笑い共感してしまいまして…。
すっかり映画に引き込まれてしまいました。

ちなみにあえて主人公と異なる点を挙げるとすれば、先ほど重要な点として挙げた独占欲の部分なのです。
これについては先のアイドル的な子にも、親戚の子供たちにも全く感じませんでした。
この違いは何故なのか…それがわかれば本作に関する決定的な何かが見えてきそうですが…。
結論を出すには、自分についても映画についてもまだまだ考察が必要そうです。


○○○
さて…なんだか「アイドルと恋愛」についてばかり書いてきましたが…作品のクオリティ自体についてなども…
まず、自主制作映画ということなのですが、安っぽさが問題となっていません。
畳の部屋でアイドルを夢見て練習という設定が、ここら辺大いに役立っているように思えます。
アイドル映画は初めて見たので断言はできませんが、本当に画期的なのではと。

それと、出てくる登場人物全員キャラが立っていて良いですね!
登場人物一人一人だけで延々語れそうな映画というのは久々です。
また役者さんもこれ以上ない位ぴったりで。
童貞こじらせまくった片思いの男の子も良いのですが、特にアルバイト希望の美女のリアルさと言ったら…ネタバレになるので詳しくは書けませんがw

また、ここで何度も述べているように音楽も映画も無駄に長いのはあまり好きじゃない私ですが、70分という作品の長さもちょうどよかったですね。
なんだか舞台的な静寂な間があったり、主人公が腰を痛めている設定のせいかもたつきを感じたりはしましたが、結果的にいいバランスになっていた木もしました。


○○○
以上長々と書きましたが、本当に見てよかったです。
アイドルオタクでない自分がこれ程内容を引きずるというだけで凄いと思いますw
この文章を書きあげるのも、まとまりきらずに1週間かかってしまいました。
実際一緒に観た方もアイドルオタクじゃなかったのですが、1週間たった今もこの映画に関する雑談を続けています。
そういった内容がコメディという形でおさめられてるんですから…。
冒頭に書いたように今週まで、かつ公開回数も限られてるので、気が向いたらぜひ!


○○○
ちなみにこの映画を観た後から、大森靖子「ミッドナイト清純異性交遊」という曲が頭から離れなくなってしまいました。



別にタイアップされてるわけでもないんですが…。
実はこの曲、彼女が大ファンであるモーニング娘。(2014?)の道重さゆみさんをテーマに作られた曲。
自分にないアイドルオタク要素を補完するものとして働いているのかもしれません。
PVで描かれる物語も少女たちも素晴らしいですしね。
大森靖子のいつものアコースティック系とはまるで違うのですが、キラキラ音が何とも心地よいです。
編曲者はカーネーションの直枝政広氏と知り納得。本当に音に対する繊細さが凄いですね。


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

2014.06.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画

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9say

Author:9say
音楽(60~70年代洋楽、70~90年代邦楽中心)、映画などの只の感想文を垂れ流します。エッセイ、レビュー、コラム云々…は書けません。感想文です。
気に入らなかったものも含め、日々聴いたものの感想を載せていこうかなと。
知識はなく主観的。精通した方はお笑いになるかもしれませんがよろしければ。

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