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Kraftwerk『The Man-Machine』

今回は
Kraftwerk『The Man-Machine』
です。

人間解体人間解体
(2008/06/11)
クラフトワーク

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久々に聴こうと思ったきっかけは昨日のあがた森魚なんですが…w
そんな理由で書くのは失礼なくらいの大名盤だと思っています。

1978年に発売されたアルバムです。YMOのデビューより数か月早い。
様々なレビューを見ると「今となってはチープだが」みたいな文句をよく見ますが、私は全くそのように感じないですね。
確かに"あの時代に"こんな音を確立しているなんて!という驚きはキャッチコピーになりえます。
しかし"あの時代にしては"という風には思わない、今でも最先端として通用する音だと感じます。



「チープだけどこれがいいんだよ」とか「わざとチープにしてるんだよ」とすら思いません。
確かに無機質なSF世界的コンセプトを持つ本作の中で、多くの音がまるで作業音的印象をもつものではあります。
しかし私には深みもあって、1音1音の残存が空気に溶けていくような感触さえします。
全体的にヴォコーダーを通したボーカル、ちょっとしたエコーが多用されていますが、その中でも何かの音が浮いているという感じはしませんね。
必要以上に響かないリズム・マシンの音とも本当に絶妙なバランスを保っています。
また全体的に本当に無駄を省いた造りですが、そういったシンプルとチープは全くイコールではありません。
これ以上のシンプル・イズ・ベストな作品はないんじゃないでしょうか。

私はエレクトロニカ系音楽を網羅するほど聴いているわけではありません。
もしかしたらそういったジャンルに精通している人からしたら"古臭い"という印象を受けるのかもしれないです。
しかしその判断は知識・経験によるところが大きく、純粋な感覚によるものではないのではないでしょうか。
正直エレクトロニカ系を全く聴かない人に聴かせたら、30年以上前の音楽とは感じないと思います。
私自身このアルバムと同じ音が最新アルバムに使われていても気づかない自信がありますw

本アルバムは選曲すら無駄を省いたという感じで、その点も本当に素晴らしいです。
ただ無機質なSF世界が中心ではありますが、中にもヴァリエイションもきちんと存在しています。
「The Model」ではヴォコーダーも使われておらず、リフも和音を思わせる程の濁りと余韻が感じられ、非常に人間味があります。



また「Neon Lights」も今までの作業音的メロディとは違う、感情的なものです。



そういった曲が続いた後またヴォコーダーを多用しSF前回の「The Man-Machine」で締めるという最高の終わり方。



6曲36分ですがそのうち4曲は世界的にもかなりの知名度を誇るという濃密さ。
ベストいらずです。



ちなみにwikipedia様によると本作収録の「The Model」を初めてカバーしたのはヒカシューだそうで。
ファーストアルバム『ヒカシュー』収録、つまりまだテクノポップバンドと呼ばれていた時代のカバーですが、全く別物ですw



正直私は、ヒカシューに、一般的に定義されるテクノ・ポップバンドと言える時期があったのかは疑問です。
当時ヒカシュー同様にテクノ・ポップとジャンルづけられたバンドには、本当に個性的な音楽をやっていたものが多いです。
そしてその中で、デビューからずっとテクノ・サウンドで突き進み続けたバンドは少ない気がします。
その理由について、当時音楽に進化を求めた人々にとって電子音という要素は避けて通れない過程にすぎなかったからなのでは…と私は思います。

P-MODEL平沢進は「エレキギターに対し無個性、思考放棄というイメージを持つ」というようなことを言っています。
ロックというジャンルにどういった定義を与えるかは人それぞれです。
エレキギターがあって、パワフルなドラムがあって…という音楽的な定義をする方が多いかもしれません。
しかし私にとってロックとはそういう音楽的要素だけでは定義づけられない、精神的要素が強くそもそも定義づけに馴染まないものだと感じます。
そういった意味で当時のテクノ・ポップと称されたバンドは、私にとって非常に"ロック"な音楽をしていた存在です。
彼らはKraftwerkに大変な影響を受けた者たちでもありますが、
その事実を考慮するまでもなく、本作の音楽やパフォーマンスをみても、Kraftwerkもまた大変"ロック"な存在だと思います。
ロック"バンド"ではないですけどね。


このPV、音質悪めなのであえて上では掲載しなかったけど本当に良い。
どういう技術なのか文系の私にはさっぱりだしw






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2013.05.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

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Author:9say
音楽(60~70年代洋楽、70~90年代邦楽中心)、映画などの只の感想文を垂れ流します。エッセイ、レビュー、コラム云々…は書けません。感想文です。
気に入らなかったものも含め、日々聴いたものの感想を載せていこうかなと。
知識はなく主観的。精通した方はお笑いになるかもしれませんがよろしければ。

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