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アンジー『HISOKA(ヒソカ)』

第3回は
アンジー『HISOKA(ヒソカ)』です。

HISOKA


アンジーは所謂バンドブーム期に活動しましたが、同時期の他バンドに比べると過小評価されているように感じます。
今まで様々なコミュニティで邦楽ロック好きな方と交流してきましたが、アンジーの名を耳にすることはかなり少なかったです。
また、中古CD店では4、500円以下で売られていることもざらではありません。
なぜこのような評価をされているのか?
その理由は、アンジーの音楽がかなり真っ当なロックンロールだからではないかと思います。
バカテクなわけでも、何か中毒的な曲・音があるわけでもありません。
つまり「昔アンジーってバンドがあったんだけど凄いんだよ!ちょっと聴いてみ!」的展開になりにくいんですね。
しかし過小評価ではあるものの、一応バンドブーム時代のバンドとしてまだ名は挙げられますし、
メンバーが現在でも各々音楽活動を行っていける位のネームバリューはあります。

ではこのバンドの魅力はどこにあるか?
それはボーカル水戸華之介の個性的な歌詞でしょう。
文学性の高いものが多く、ときにメルヘンチック、ときには憂鬱…とバリエイションにも富んでいます。
そして最も重要な特徴は「奇をてらっていない」ことであると私は考えます。

一般的に歌詞を評価されるロックバンドには、過激なものが多いです。
殆どが「こんな表現をするとは!」「こんなメッセージを込めるなんて!」という衝撃・驚きをもって語られます。
しかし誤解を恐れずに言うと、水戸華之介の歌詞にはそのような衝撃はありません。
普段聴きなれないような言葉が出てくることも少ないです。
しかしそれが凄く心地よいんですね。無理が全く感じられないんです。
そして先程アンジーが過小評価されている理由を「かなり真っ当」であるからとしましたが、
実はこのような「奇をてらっていない」歌詞はそのような音楽に素晴らしくマッチするのです。

彼らの代表曲「天井裏から愛を込めて」は、以上のような意味で言えば異色作と言えるかもしれません。
しかしそれでもシチュエーションが奇妙であるものの、
何か過激な言葉やメッセージが登場するわけでもない、十分彼等らしいと言える曲だと思います。



○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
・・・
さて、前置きが随分長くなりました。
やっと今回のアルバム『HISOKA(ヒソカ)』の話です。
8曲収録のミニアルバムで、非常にアコースティックな内容になっています。

彼ららしく、特別変わった楽器は使われていません。
しかしその音作りにはかなりこだわりが感じられます。
巷に言うアコースティック作品には「アコースティックギター使ってるだけじゃん!」と言いたくなるようなものが多いですが、
本作はきちんとカホン、ボンゴ、タンバリン、シェイカーといった代表的打楽器を中心に作られています。
それらも直接ライン撮り・マイク録りしたのではなく全体的に少し籠った音作りで、まるで小さい部屋のセッションをそのまま録音したかのようになっています。
いつも以上にメルヘンと憂鬱さが融合した歌詞、そして皆で歌うと楽しいそうだなぁと思わせる少し民俗的な歌メロもあいまり、最初から最後まで非常にリラックスして聴けます。
バンドメンバーによるへたくそなコーラスも大変合ってますw

個人的に最も気に入っている曲は「雨が降る日もちむちむりい」です。


そろそろ梅雨の季節ですが、家の中で外を眺めながら聴くのにこれ以上はないですね。

また本作には彼らの代表曲の一つ「マグマの人よ」のアコースティックバージョンも収録されています。
原曲はエレキだし、ライブでも後半からロック形式で演奏されていたようですが私はこのアルバムのバージョンが一番好きですね。
熱血的な「マグマの人」を穏やかな歌詞、メロディで描写した曲ですが、アコースティックの方が感慨深さが増します。





『HISOKA』はただバンドブームに乗っただけのバンドなら絶対に出せなかったアルバムであると思います。
私が最も再結成を期待しているバンドの一つです。
バンドメンバーが一人亡くなっているので難しいのかもしれませんが…。
とりあえず一度水戸さんのライブに行ってみたいですね。

 

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2013.05.06 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

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Author:9say
音楽(60~70年代洋楽、70~90年代邦楽中心)、映画などの只の感想文を垂れ流します。エッセイ、レビュー、コラム云々…は書けません。感想文です。
気に入らなかったものも含め、日々聴いたものの感想を載せていこうかなと。
知識はなく主観的。精通した方はお笑いになるかもしれませんがよろしければ。

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