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P-MODEL『ONE PATTERN』

今回は
P-MODEL『ONE PATTERN』
です。

ワン・パターン(紙ジャケット仕様)ワン・パターン(紙ジャケット仕様)
(2007/07/25)
P-MODEL

商品詳細を見る


今回は長いですよ(笑)


1986年に発売された当バンド7枚目のオリジナル・アルバムです。
当時バンドはかなり煮詰まった状態にあったらしく、『ONE PATTERN』のタイトルはそこからとられたとのこと。
実際本作発売後P-MODELはその後1992年まで活動「凍結」に入ります。
では、なぜ数多あるP-MODEL今回このアルバムを取り上げるかというと…
ポイントは中野テルヲとアルバム『MONSTER』にあります。


P-MODELは一般的に平沢進のバンドというイメージが強いように思われます。
メンバーでは彼の知名度が突出していますし、2000年に「培養期」に入ってからP-MODELらしい活動は彼のソロプロジェクトである核P-MODEL位なのでまぁ無理はないです。
ただP-MODEL平沢進のものなのは確かなのですが、ワンマンバンドかというと必ずしもそうではありません。
実際インタビュー等で平沢進はバンドメンバーの曲作りに対しかなり積極的な姿勢を示しています。
まぁ平沢進の曲制作スピードは尋常でなく、他メンバーの10倍位の速さだったそうなので結局彼の曲が多くなっていたそうですが…。
(今でも毎年のように新作アルバムが出ていますし…。)
それでもバンド後期なんかはアルバム収録曲の半分が他メンバーによるということもありました。
つまり他よりむしろメンバーの構成が重要なバンドといえるでしょう。

そんなP-MODELの歴代メンバーは本当に優秀な方ばかりなのですが、その中でも平沢進に匹敵する程の存在感を示した方が数人います。

まず代表的なのは初代キーボード担当だった田中靖美でしょう。
P-MODELは元々MANDRAKEというプログレッシブ・ロック・バンドが前身となっていますが、その時からの相棒のような存在でした。
平沢進"天才""片腕"と称す程の人で、"アイデアが出なくなった"と引退したときのバンドへの影響は凄まじいものがありました。
ある意味そのとき一度バンドは終わったといえなくもない。
脱退直後の作品は、バンドを保とうと頑張った結果全曲が平沢進作となっていますし、そこからバンドの色はどんどん変わっていくことになります。
P-MODELは本当にメンバー交代が多いバンドなのですが、それは彼に代わる人材をずっと探し続けた結果なのでは…と私なんかは思っています。きっと偏見でしょうけどw


作詞作曲担当「ルームランナー」


他に挙げるとすれば同じくキーボードのことぶき光が浮かびます。
本作後の「凍結」から復活したP-MODELはサイバー感溢れるテクノ・ポップバンドとなっていましたが、この人の影響はかなり大きいといえるでしょう。
そして先ほど田中靖美"天才"と呼ばれたことに触れましたけれど、この人も"天才"若しくは"奇人"レベルの人だと思います。
以前ブログでモーツァルトか何かを数式で解説してましたが意味不明でしたw
また作曲方法としては、
・一度PCで作った音楽ファイルを削除して復元、その際PCにかかる負荷をコントロールして曲を作りかえる
・音楽ファイルが入った機器を磁石と一緒に持ち歩きデータをめちゃくちゃにして、あとで編集
…等といったことを行っていたそうです。
なんだそれ。
また演奏時は縦やら横やら頭上やらに様々なキーボードを配置、"キーボード要塞"と称されていたことも印象深いです。
なんだそれ。


作詞作曲担当「幼形成熟BOX」


「No Room」(要塞の様子)


そして最後にその2人に勝るとも劣らないと個人的に感じているのが、ベースの中野テルヲ(旧:中野照夫)でございます。
先の2人と比べると平沢進と様々なスタイルが似ているという所が特徴的です。
曲調は勿論ですが他にも、使っているベースは同じTalboですし、バンド・サウンドに埋もれぬほどのメイン・ボーカルを担当出来ることも共通。
またその歌い方も、聴いた当初は平沢進が歌ってるとしばらく勘違いしていたほど似ています。裏声の使い方とか。
ついでに言うとバンド活動後、機材を用いての一人ライブを続けているところも同じですね。
ただ、"じゃあ似てる人、影響してる人だから良いってこと?"と言われてしまいそうですが勿論そんなわけありません。
似ていながらもやはり平沢進にはない独特な要素を持っています。
具体的に言うと難しいですが、本作で個人的に感じたのは①キーボードを曲の柱のように使っている ②不気味度が上(笑)とかですかね。


作詞作曲&歌担当「Licorice Leaf」

何やら文章が長くなってしまったので本作『ONE PATTERN』の感想もここで書いてしまいましょう。
サウンド・曲ともに前作『KARKADOR』の内容をかなり色濃く承継していると言えます。
メンバーが"煮詰まった"と感じてしまうのもわからないでもないです。
それでも元々1つのアルバム内で色々なタイプの曲を収録するバンドなので飽きは来ませんけどね。
また「Licorice Leaf」を聴いても分かるように、ベースが以前より低音から高音まで縦横無尽な感じだったりと新鮮な点もあります。
「Another Day」も今までとは違う弾けっぷりが楽しい曲ですw


(PV大好きですが、これに呆れて平沢進は自分でPV作成するようになったそうで。大して変わらないけど。)


中野テルヲもいることだし、まだまだ今後の変化に期待できそう!…と言いたいところですが
しかし…
実はこのアルバム…中野テルヲがP-MODELに参加した最後のアルバムなのです。
ことぶき光はこの作品にも活動再開後の作品にも参加しているのですがねぇ…。
なぜそうなったかというと…ここで最初に挙げたアルバム『MONSTER』がかかわってくるのです。

このアルバム『MONSTER』…じつは曲作りや録音は一部進んでいたのですが…結局レコード会社と揉めたために発売されなかったといういわくつきのものなのです。
メンバーはGt.Vo平沢進、Ba.Vo中野テルヲ、keyことぶき光、Dr田井中貞利という素晴らしい面子。
その楽曲の一部はライブビデオ『三界の人体地図』で見ることができるのですが…もう全曲私の好みど真ん中なんですよ。
作風的には本作と、よりダークな印象を持つアルバム『Perspective』を足した感じでしょうか?


「Cruel Sea」(中野テルヲ曲)


「Monsters A Go Go」


「Monster A Go Go」

もう大好きです。
「Monster A Go Go」に関してはスタジオ音源があるのですが、あとはライブ音源しかないんですよねぇ。
一応それらがP-MODELのCD-BOXに収録されてはいるのですが…やはりスタジオ版が聴きたい。
今年ついに平沢進核P-MODELの新譜を作るそうですが…やってくれないでしょうかね?
核P-MODELみたいに電子音ないし、なにより中野テルヲがいないから無理か…。

ちなみに中野テルヲは現在P-MODEL時代とは全く異なる、電子音楽メインのソロ活動を行っています。
私はまだアルバム単位では聞いたことないですけれど、こちらも大好きです。




(結局ほとんど『ONE PATERN』に触れてなくないか…?)
A・ROR?


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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽

2013.05.25 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 邦楽

コメント

そんな言葉使いません

通りすがりの者です。

平沢さんが各メンバーをほめる時に「天才」という言葉は使いません。
「達人」と称します。

推測ですが、「天才」という言葉が安易に世にあふれすぎているから
使いたくないのだと思われます。

2017/08/27 (日) 06:03:10 | URL | 通りすがり #YJL6SYJ. [ 編集 ]

Re: そんな言葉使いません

>通りすがりの者さん

コメントありがとうございます。
かなり前に書いた記事なこともあり、平沢氏が田中氏について天才と称した一次資料は発見できませんでした。
ただ、以下のように平沢氏のtwitterをみると、
「天才」という言葉で人(一緒に音楽活動を行った者についても)を称することには抵抗がないようです。

https://twitter.com/hirasawa/status/476710785805070336
https://twitter.com/hirasawa/status/494827905348694016
https://twitter.com/hirasawa/status/869523972844535808
https://twitter.com/hirasawa/status/839813142418894849

私は見つけられなかったのですが、「P-MODELのメンバーに対しては天才という言葉を使わない」という平沢氏の具体的な発言やデータがあるのでしょうか?
もしそうならば教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

2017/08/27 (日) 10:44:19 | URL | 9say #- [ 編集 ]

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Author:9say
音楽(60~70年代洋楽、70~90年代邦楽中心)、映画などの只の感想文を垂れ流します。エッセイ、レビュー、コラム云々…は書けません。感想文です。
気に入らなかったものも含め、日々聴いたものの感想を載せていこうかなと。
知識はなく主観的。精通した方はお笑いになるかもしれませんがよろしければ。

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