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チャラン・ポ・ランタン『つがいの歯車』

今回は
チャラン・ポ・ランタン『つがいの歯車』
です。

つがいの歯車つがいの歯車
(2012/09/12)
チャラン・ポ・ランタン

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チャラン・ポ・ランタンはアコーディオンとボーカルによる姉妹ユニットです。
サポート・メンバーが入る場合もヴァイオリンやら等の大道芸的サウンドです。
そして歌われる曲は情念あふれるシャンソン的なもの。
曲自体は私の知ってるミュージシャンでは奥村愛子あたりが近いかもしれません。
よりライブ感もあるし、私はサーカス的音楽が好きなので、こちらの方が全然好きですけど。
今最も期待している若手ミュージシャンかもしれないです。

私が初めて彼女たちの曲を聴いたのは、彼女たちがヒカシューのライブに前座(ゲストも)で出演したときのことです。
純粋に上手いアコーディオン、ミュージカルばりに豊かで劇的な歌とパフォーマンスを繰り広げるボーカル、そしてその2人の息の合い方に感嘆したものです。
またライブハウスという空間でスポットライトに照らされつつ演奏する姿は、CDではちょっと味わえない独特の世界観を醸し出していました。
まるで自分も曲の中の登場人物である観客として聴いているような錯覚。
ただアコーディオンという楽器の個性が強すぎるせいか、曲調が似て聴こえてしまってちょっと食傷気味に気分になったのも事実です。

しかし本作だと全くそのような飽きはきませんでした。
アルバムがミニアルバム級にまとまっているということ、そもそもライヴの時はヒカシューを待ちわびていたからというのもあったとは思います。
でも決して要因はそれだけではありません。
どこかのインタビューで本人たちが"起承転結"に気を付けたと言っていたのを見ましたが、本当に構成がしっかりしています。
アルバムの1曲目と最終曲は同じ曲なのですが、前者はボーカルのみのアカペラバージョン、後者はアコーディオンのみという構成。
それぞれが映画におけるオープニング・タイトルとエンドロールのような役割を果たしています。
そして他の収録曲もその2曲に見合うような選曲と配置。
タイトルそのままのテーマを描いた「人生のパレード」から、
観客の関心を求め命綱をつけずに空中ブランコを続けた為、精神に異常をきたし最終的には笑いながら落下死する女を描いた「空中ブランコ乗りのマリー」まで。
ストーリーになっているという訳ではないのですが、一人の女の人生を鑑賞したかのような気分になります。




また姉の小春さんの体験談(主に失恋)が基になっている曲が多いそうで…
メルヘン的・創作話的要素となってしまいかねない楽器構成な割に、その世界観には割とリアリティが感じられる点もよいですね。
妹のももちゃんの劇的なボーカルにより、そのリアリティと曲に込められた情念が両立されています。
ありがちな"半径○メートルの世界を描きました♪"なんて安っぽいことにもなっていません。


「潮時」

次回作『たがいの鍵穴』でも本作ほどコンセプトが重々しくないものの、上述のような構成は変わらず。
また本作はボーカルのももちゃんが20歳になるまでに3作アルバムを出すという方針で作られたものの1作目に当たります。
つまり第1部的なものということもできるかもしれません。
まだ3作目『ふたえの螺旋』は聴いていないのですが、『たがいの鍵穴』も素晴らしかったので早く聴きたいものです。


『たがいの鍵穴』収録「墓場までご一緒に」

そういえば彼女たちは依然、あのPink FloydDavid Gilmourにセッションを誘われたけれど、新人ミュージシャンだと思って断ったそうです。
これは良かったのかどうなのか…。
見てみたかったとは思いますが、現在のDavid Gilmourの活動は良く知らないから彼女たちの存在知らないままだったかもとか、もしかしたら本作のような作品も出ていなかったかもとかも考えると…w



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2013.05.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 邦楽

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9say

Author:9say
音楽(60~70年代洋楽、70~90年代邦楽中心)、映画などの只の感想文を垂れ流します。エッセイ、レビュー、コラム云々…は書けません。感想文です。
気に入らなかったものも含め、日々聴いたものの感想を載せていこうかなと。
知識はなく主観的。精通した方はお笑いになるかもしれませんがよろしければ。

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